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中日ドラゴンズバトルロワイアル第六章

1 :代打名無し:02/09/20 01:15 ID:CQNLX22D
2002年。
日韓共催によるワールドカップ開催の為
プロ野球ペナントレースは大幅な日程変更を余儀なくされていた。
それでなくても人気低下に悩む球界にとって
この事実は打撃である以前に屈辱であった。
――野球がサッカーに劣るというのか。
若い世代ならば、野球とサッカーを
比べるなどという愚挙に出ることはないだろう。
それらは全く質の違うスポーツであったから。
しかし、「野球は日本で最も愛されるスポーツでなくてはならぬ」
と信じる古い人間たちは
この現実を受け入れる事が出来なかったのだ。
そして2002年3月某日、遂に或るプログラムの「開催」が決定される。
「プロ野球再生プロジェクト其の壱」。
それはプロ野球選手達に殺し合いをさせ、
さらにその様子を全国に放送するというものだった。
その対象に選ばれたのは、
程良い人気と選手層を持つ古豪球団「中日ドラゴンズ」であった…
過去スレや進行状況は>>2-5辺り。


2 :代打名無し:02/09/20 01:17 ID:CQNLX22D
【過去スレ】
中日ドラゴンズバトルロワイアル
http://salad.2ch.net/base/kako/999/999139441.html
中日ドラゴンズバトルロワイアル その2
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/base/kaba.2ch.net/base/kako/1001/10013/1001303969.html
中日ドラゴンズバトルロワイアル〜第三章〜
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/base/kaba.2ch.net/base/kako/1002/10023/1002370651.html
復活!中日ドラゴンズバトルロワイアル その4
http://sports.2ch.net/base/kako/1019/10196/1019632445.html
中日ドラゴンズバトルロワイアル第五章〜ENDING〜
http://sports3.2ch.net/test/read.cgi/base/1024663656/
【関連サイト】
2001年版保管サイト
ttp://dra-btr.hoops.jp/
2001年版・2002年版保管サイト
ttp://dragons-br.hoops.ne.jp/
2002年版保管サイト
ttp://mypage.naver.co.jp/drabr2/
CDBR2 資料サイト予定地
ttp://cdbr-2.hoops.ne.jp/

3 :正直:02/09/20 01:17 ID:XS7H3gVf


4 :代打名無し:02/09/20 01:19 ID:CQNLX22D
これまでの人物動向を整理。
【生存者】
福留&荒木(名古屋第一赤十字病院)
井端(東山公園付近から移動中)
川上(東山公園付近)
落合&正津(名大病院)
遠藤(中区?)
大西?(救急車で移動中に行方不明)
井上(中区?)
藤立(中区)
中里(ナゴヤドーム)
【その他の登場人物】
山田久志(?)
星野仙一(名古屋市内)
古田敦也(ナゴヤドーム)
リナレス&バルガス
今中&中村(ナゴヤドーム内スタジオ)
前田章宏(地下鉄浄心駅構内)
【禁止エリア(現在は停電で停止中)】
東区、南区、西区


5 :詳しいまとめ:02/09/20 01:30 ID:y5fv+nZg
【生存者紹介】
福留孝介 この話の主人公。
     序盤から荒木と行動を共にして数々の修羅場をくぐり抜けて来た。
     山崎を殺してしまい自分が人殺しになった事への罪の意識から
     悩み苦しんでいたが、ギャラードに襲われた時における山崎の幻影との      対話により吹っ切れて前に歩き出した。
     所持品は日本刀とコルトガバメント。                 

荒木雅博 常に福留と一緒に行動する名パートナー。
     ずっと立波につけ狙われていたが、立波は荒木を殺す事なく久慈の復讐に     燃える関川によって命を落とした。
     福留だけでなく井端もまた荒木の事を気遣っていた。
     所持品は拳銃?

井端弘和 序盤自分を見失って錯乱していたが、久慈からのメモにより正気を
     取り戻す。
     その後荒木を守る為に立波にくっついて行動していたが、立波亡き後は
     信頼する川上と合流するが川上は井端を受け入れてはくれなかった。
     現在は目的もなく名古屋の街をさまよっている。
 
川上憲伸 序盤は朝倉、中里と共に行動しメールを通じて前田と連絡をとっていた。
     その後井端と出会うものの、チームメイト達への不信感から井端とさえ      も別れて単独行動を選ぶ。
     前作のヒーローも今作はいまいちヘタレ気味…?
    
落合英二 序盤には若手選手達をかくまい、まとめ上げていた人格者。
     ゴメス達に襲われた際に右手を負傷してしまう。
     霊感が強く、バルガスの登場を示唆する正夢をみた。
     所持品はボーガン

正津英志 序盤から落合と行動を共にする。
     銃を持った谷繁にお鍋の蓋と包丁で応戦している所が印象的だった。
     でも、いまいち地味な存在。 


6 :代打名無し:02/09/20 01:32 ID:y5fv+nZg
遠藤政隆 マウンド上でもバトロワでも持ち前のチキンハートを披露。
     だが、関川、久慈、藤立らとの別れ、裏切りを経て少しずつ成長してきて
     いる?現在は失踪した大西を探している。
     所持品はベレッタ。  

大西崇之 序盤は藤立と共に行動していたがナゴヤドーム侵入の際に肩をバルガスに撃たれ意識を失う。
     遠藤が運転する救急車の荷台に寝ていたはずだったが、遠藤が一時救急車から離れている間に失踪。
     所持品はレーダー。

井上一樹 守山区の自衛隊駐屯地から大量の武器弾薬を入手し、ただ生き残る為だけに戦う危険人物。
     立波に撃たれた腕の傷を教訓に完全勝利を目指す。 
     
藤立次郎 プログラムを終わらせるため戦うヒーロー、と思いきや実はNHKに通じる
     スパイ。NHKと通じている有利な自分の立場を活かして自らを英雄に仕立てあげ、パリーグの人気回復のために
     身を尽くそうと考えている。
     所持品は煙幕、NHKに支給された無線と武器? 

中里篤史 序盤は川上、朝倉と共にパソコンを使って現状の打破を試みていたが、
     プログラムの狂気に犯されてしまい、さらに朝倉を殺した事で完全に精神がいかれてしまった。
     谷繁との撃ち合いで負傷するが、古田の手の者に手当てをうけている。
     所持品はワルサーP38


7 :代打名無し:02/09/20 01:34 ID:y5fv+nZg
【その他の主な登場人物】
前田章宏 2軍のメンバーと共に長島温泉にいたが、川上と連絡をとるうちに名古屋に赴く事に。
     昇竜館では父と慕う紀藤と出会いしばしの休息をとった。
     地下鉄浄心駅構内で謎の男(星野仙一?)に協力を要請される。 

山田久志 名古屋ドームで主催者の監視下にあったが、佐々木恭介を昏倒させ脱走する。
     現在の居場所は不明。

星野仙一 現実では中日ファンに愛想を尽かされた感のある阪神星野監督だが、
     作中ではかつてファンに愛された星野仙一のままの姿で描かれている。
     日本各地の元中日の選手の所を回った後、自らも名古屋に乗り込む。
     しばらく行方不明だったが前田?と思われる選手と一緒にいる場面が
     テレビに映った所を広島カープナインが目撃している。

古田敦也 紀藤を自らの手にかけるなど冷酷に試合を仕切るプロ野球選手会会長。
     だが、その裏にはヤクルトに対する愛が見え隠れする。

リナレス 仁村コーチによって呼ばれた外国人助っ人。
     1人50万という破格の値段で契約し、まず筒井を血祭りにあげた。

バルガス 同じく仁村コーチに呼ばれた外国人助っ人。
     藤立、筒井、森の集団に攻撃をしかける等冷徹に仕事をこなす。
     藤立の事はNHKのスパイとして理解しているらしい。

今中慎二 記録より記憶に残る中日の元エース。
     解説者としての初めての仕事がこのバトルロワイアルだった。
     山本昌との別れを経て、なんとかこのプログラムを中止させようと
     苦闘している。

中村武志 横浜から山本昌説得の為に駆け付けるが、悲劇的な結末になってしまった。
     その後は解説者として名古屋に残った。
     昌の想いを継ぎ、今中と共に強大な力と戦う。  



8 :代打名無し:02/09/20 01:35 ID:y5fv+nZg
終盤戦でなんか複雑になってきてたから詳しい人物紹介を
用意してたのに焦って投稿したらずれちゃったよ……。


9 :代打名無し:02/09/20 02:21 ID:UeVvCqUu
ファイティーの命もいつまでなのか・・・

10 :9:02/09/20 02:23 ID:UeVvCqUu
スマソ、誤爆った(w
こっちにも書きこむつもりですたので…

(・∀・)<>>1サン乙カレーデス!

11 :書き手A:02/09/20 03:01 ID:gHQ2A6q+
1さん、まとめの皆さん乙です。
ついでに現在の所持武器もまとめておきます。

【参加者】

福留  日本刀(山崎より奪取)、デザートイーグル.50AE(ブレットの死体より入手)
     ※支給品のコルトガバメントM1911A1は破損したため破棄?

荒木  バット(支給品)

井端  コルトパイソン357マグナム(鈴木より奪取)、ナイフ(久慈に渡される)
     ※支給品のゲイラカイトは破棄

川上  金槌(支給品)

落合  銀の矢とボウガン(支給品)

正津  包丁(熱田神宮にて入手)
     ※支給品の携帯ラジオは妨害電波のため使用不能?

遠藤  ベレッタ92F(支給品)

大西  レーダー(支給品)

井上  S&W M66(支給品)、スコープ付き64式小銃など銃器多数(自衛隊守山駐屯地にて入手)

藤立  煙幕(支給品)、スタッフ側より支給品?

中里  ワルサーP38(支給品/弾切れ)、スタッフ側より支給品?

【非参加者】

リナレス  モーゼルHSc(スタッフ側支給品)

バルガス  銃(スタッフ側支給品/詳細不明)

今中  ニューナンブM66(スタジオにて入手)

中村  S&W M36(山本の死体より入手/残弾数1)

12 : ◆xYQkNOZE :02/09/20 10:49 ID:cQ2Xo3t6
皆様グッジョブ

余談ですが保管サイトによく使われているHOOPS!のURLが10/1から変更になるそうです。

旧:ttp://(文字列).hoops.ne.jp

新:ttp://(文字列).hp.infoseek.co.jp またはttp://(文字列).infoseek.ne.jp

以上よろしこ

13 : ◆xYQkNOZE :02/09/20 10:52 ID:cQ2Xo3t6
たとえば

旧:ttp://dragons-br.hoops.ne.jp/
新:ttp://dragons-br.hp.infoseek.ne.jp/ または ttp://dragons-br.infoseek.ne.jp/

こんなかんじで。
年内に終わるといいですね。
出来ればストーブリーグで登場人物が移籍したり辞めたりしないといいでつね。
大丈夫そうなメンツだけど。

14 :代打名無し:02/09/20 12:33 ID:7dkFbJTk
1さん&まとめの皆さん、乙です。
こうしてみると参加選手はもう残りわずかなのですね…

完結まで頑張ってください!

15 :代打名無し:02/09/20 13:32 ID:tcN6xgrd
>>1さん、まとめの皆様乙です。
ついでに今まで出てきた元ドラ選手と他球団選手をまとめてみますた

YB 種田仁
L  清水政治
M 吉鶴憲司
M 椎木匠
M 酒井忠晴
M 山本保司
C 鶴田泰
H 鳥越裕介
OB 牛島和彦

C 金本知憲
C 黒田博樹
C 前田智徳
C 山本浩二
C 佐々岡真司

16 :代打名無し:02/09/20 22:38 ID:VhzEOjm+
圧縮やばいかなあage

17 :8:02/09/20 22:38 ID:KQ+m4AZT
>>11
今中や中村が武器持ってたなんて知らなかった…。
記憶を頼りに書いたからまとめの所持品は少し間違ってましたね。





18 :代打名無し:02/09/21 08:45 ID:Ffo7LCYA
これまで以上にマメな保守が必要みたいですね。
頑張ってください!

19 :代打名無し:02/09/21 17:11 ID:bX2TIoN0
保守age


20 :代打名無し:02/09/21 23:17 ID:bHwQL1EP
156 ナゴヤドーム丑三つ時

首輪システム復活の報が古田の元に届いたのは、
午前の二時を幾分過ぎた頃だった。
「お待たせしました」
言ったスタッフの顔には、深い疲れが刻み付けられていた。
目許には黒々とした隈も見て取れる。
「ああ…ご苦労さん」
しかし、温かく労ってやる余裕はない。
古田もまた、疲れていたのだ。とても。
この三日間でどれほどの睡眠が自分に許されていただろう?
ブンという低い電子音に視線を上げると、死んだように何も映していなかった巨大なモニターに、
選手たちの現在地が浮かび上がっていた。
大体はカメラの映像から目星を付けた場所の通りだ。
禁止エリアも、タイマーも、全ては元あった姿に戻った。
だが、奔走していたスタッフの中から歓声は上がらなかった。
本来なら喝采が沸き起こりそうなものだが。古田は苦笑した。
同時に、どっと疲れが体に圧し掛かる。
「さて…中里に、荒木の居場所を教えてやらなあかんな」

21 :代打名無し:02/09/21 23:22 ID:bHwQL1EP
「中村区の、第一赤十字病院、ですか」
長椅子から身を起こし、中里は噛み締めるように復唱した。
運ばれてから一時間ほど経ち、体力はだいぶ回復している様子だ。
「そうや。ただし、福留が一緒やで」
「問題ありませんよ。あんなヘラヘラした奴、いてもいなくても同じですから」
そう言って唇の端を歪める若い投手の目には、今や異常な光が宿っていた。
古田は知っている。これは血に酔った狂気の光だ。
しかし、利用できるものは全て利用してプログラムを押し進める心積もりに変わりはない。
「そんならええけど…ああ、お前の銃、弾無くなっとったやろ。これ貸したるわ」
紀藤を殺した時に使ったH&K MP5A5を差し出すと、中里は目を見開いた。
驚きではなく、むしろ喜びが、その顔にははっきりと表れていた。
「これ、サブマシンガンじゃないですか」
「嫌なら拳銃にしたるけど」
「い、いえ、いいです、これを使わせて下さい」
疲れているだろうに、その眼光の強さは尋常ではない。
狂気に犯された者しか発揮し得ない体力と精神力の強靭さを、古田は垣間見た気がした。
「…今から行けるんか?」
「はい」
そうか、と言おうとしたが、声が掠れて言葉にならなかった。返事をする気力さえ失われていることに今更気付く。
草木も眠るこの時刻、正気の者は疲れ果て、力を得るのは狂ったものばかりだ。
【残り11人】

22 :書き手A:02/09/21 23:24 ID:bHwQL1EP
武器のまとめ、やらかしてました。
今中が持っている銃はニューナンブM66ではなくM60です。
M66だとサブマシンガンになってしまうので、訂正しときます。

×今中  ニューナンブM66(スタジオにて入手)
○今中  ニューナンブM60(スタジオにて入手)

しっかし、sports3鯖重いなぁ…

23 :代打名無し:02/09/22 11:53 ID:Zq/T7n7X
保守

24 :代打名無し:02/09/22 21:05 ID:Zq/T7n7X
保全さげ

25 :代打名無し:02/09/23 12:30 ID:1Zyx1iyW
時にはageた方がいいかな

26 :代打名無し:02/09/23 23:32 ID:0kO8dDsq
ageage

27 :代打名無し:02/09/24 12:46 ID:U+/Jilqg
そういえば凡さんはどこへ消えたんだろうか・・保全sage

28 :代打名無し:02/09/24 23:51 ID:QRxBW+mB
もっと低めに〜低めに〜
   ___
♪_|___|   
   ( `ε´)  ♪
♪  / ( 三)\    sage♪
  ⊂(  ヽノ つ
    し(_)     sage

29 :代打名無し:02/09/25 03:10 ID:AvlDOpOU
空前の保全ブーム?

30 :代打名無し:02/09/25 18:01 ID:LTQ/Ut4h
157 地獄からの解放

川上の中に、もう時間の感覚はなかった。
ただ頭上の月はまだ傾いていないから、夜明けが遠いであろう事だけはわかる。
出刃包丁を握り締めた右手は冷えて悴み、
金槌を握った左手も寒さに感覚を失くし始めていた。
出刃包丁は、もともと朝倉に支給されていたものだ。
そんな当然の事実さえ、思い出さなければ忘れてしまいそうだった。
朝倉の死体に触れるのは嫌だったが、
川上は武器が欲しかった。それで仕方なく血溜りの中に踏み込み、
冷えたその手から包丁をむしり取った。
哀れを催すこともなく。
いや、これは朝倉ではない、と思った。
いつも笑っていた、前向きで明るかった朝倉と、
地面に倒れ付して冷たくなっている朝倉が脳内で結び付かなかったので。
これはただの死体で、武器になるものを持っている。
生きた自分が活用して何が悪いものか。
川上は芯まで冷えた体を暖める事さえ、もう忘れかけていた。
ただ周りを見回し、耳を澄ませることのみが確かな「すべき事」になっていた。

31 :代打名無し:02/09/25 18:06 ID:LTQ/Ut4h
人が来たら、戦わなければ…誰も味方などではありえないのだから。
そう思い、改めて両手に力を込めた時だった。
足音が、川上の耳に届いた。地面に座り込んだ全身が緊張する。
敵だ。敵だ。敵だ敵だ敵だ敵だ。
足音は無駄なく自分の方に近付いてきている。
川上はふらりと立ち上がった。心臓が激しく鼓動を刻み、手のひらに汗がにじんだ。
ゆっくりと後ずさり、背後の木立の中に身を潜ませるべく体を屈めた。
喉が破れそうなのを堪えて息をことさらゆっくりと吐き出す。
木と木の中に体を滑り込ませると思ったより大きな音がたったが、何、紛れて奥に入ればそう簡単には見つかるまい。
ほぼ全身が木々の合間に隠れた頃、川上は近付いてくるユニフォームの白を視界に見止めた。
相変わらず、こちらに向かって歩いてきている。
先ほどまで川上が座っていたあたりで足を止めた、その背番号を読もうとして息を呑んだ。
44。
「誰」
思わず呟いた。
呟きは銃声にかき消され、川上以外の者の耳に入る事はなかった。
痙攣したように上体が揺らぐ。
咄嗟に川上は右手にあった木にしがみ付いたが、すぐに力が抜けてずるずると倒れた。
死ぬのか…
やっとこれで、自由になれる。
最期に川上の胸に満ちたのは、無念でも恐怖でも悲憤でもなく、安堵だった。
【残り10人】

32 :書き手A:02/09/25 18:17 ID:LTQ/Ut4h
他の職人さんが見つけてくれるようにあげてみます。

33 :代打名無し:02/09/25 19:33 ID:8xzIO7sb
ケンシン!!

34 :代打名無し:02/09/25 23:15 ID:DTXQq+V0
ケンシンあっけないね・・・前作のヒーローなのに。

35 :代打名無し:02/09/26 21:14 ID:l+X66C4H
158 快楽への階段

中里はまだ暗い道を第一日赤に向かって歩いていた。
本当は古田から「まだ待ってくれ」と言われていた。
先に行われたリナレスによる川上の射殺が思ったような反響を得られなかったのだ。
真夜中を過ぎて明け方に近付いた時間では視聴者数も少なく、また見ていた視聴者からも「画面が暗すぎる」というクレームが相次いだこともあって、夜が明けてからの展開が望まれた。
それと中里の思い描くショーに必要不可欠な井端を第一日赤方面に向かわせるのに時間がかかりそうだからということだった。
井端を示す赤い点は第一日赤からは遠い。
本部が係わっていると視聴者に知られないためにはスタッフが拉致して連れて行くわけにもいかず、徒歩で向かわせなければならない…となれば時間が必要だ。
だから全ての手はずが整うまでもうしばらく養生しておけ、というのが古田の言葉だった。
しかし中里はそれを拒否して部屋を出た。
もちろん古田の言うことは理解していた。
新たな展開は日が昇ってから、というのも。井端が来るまで時間が掛かる、というのも。
でも中里は逸る気持ちを抑えられなかったのだ。
これから自分が行うことを思えば、ワクワクしてどうしようもなかったのだ。
中里はじっとしていられなくて自分で歩いていくことを選んだ。
歩いていくうちには時間もそれなりに経つだろう。
手はずも整えてもらえるだろう。
わざと自分で巻きなおした包帯を引きずりながら、中里は高揚した気分で歩を進めた。
新たに貰った武器の重さが頼もしく心地良い。
労せず最高の舞台を整えてもらえる。
そしてその主役はこの自分だ。
笑いがこみ上げてきてもう抑えられなかった。
怪我からくる熱なのか、興奮からくる熱なのか、火照る体に春のまだ冷たい風が気持ちいい。

たまらない。
ゾクゾクする。
ああ、早く夜が明けてくれ。
そして早くこっちへ来い、井端。
俺をナメたこと後悔させてやる。
はは、皆殺しだ。
皆殺しだ!

【残り10人】

36 :代打名無し:02/09/26 21:33 ID:cm7hFikt
ドキューーーーーーーソ!!!!!!!!

37 :代打名無し:02/09/27 00:09 ID:aaQvUhck
すげぇドキュソっぷりだな中里…
ヒール役が足りなくなりつつある今、期待の星age

38 :代打名無し:02/09/27 07:11 ID:9yk2S2A/
159 再び戦場へ

身体も心も疲れ果てていながら井端は眠ることが出来なかった。
足の向くまま歩いてきて身体を休めたバス停のベンチ。
これからどうするべきか何も思いつかなかった。
立ち上がる気ももう起きなかった。
何をする気力もなかった。
ただ早くどうにかなってほしかった。
この身も。
このプログラムも。
暗い暗い闇の中で、このまま溶けてしまえばいいとさえ思った。
息を潜めて隠れるでなく、大声をあげて何かに挑むでなく、
井端の心も身体も周りの闇に同化していくようだった。


しかし時は過ぎていく。
井端はふと顔をあげた。
視界が薄紫にぼやけていた。
そして次第に白く白く・・・。
それは移り行く朝の色だった。
井端はそれを眺めながら、朝はこうして明けるものかと改めて思った。
そしてどんな状態であっても、どんな思いを抱いていても、
朝は必ずやってくるのだと思った。
姿を見せ始めた太陽が眩しく井端を照らし出す。
『生き延びろ』
生命力に溢れたその陽光を浴びて、久慈の与えてくれた言葉が
再び井端の中で光を放ち始めた。
『生き延びろ』
夜の暗さはその言葉さえ闇にうずめていたようだ。
井端は弾かれるように立ち上がった。
太陽はいつのまにかもうあんなに高い。
行こう。
もちろんどこへ行けばいいかはわからない。
でもこのままここに居てはいけない。
こんな外れの方にいては。
流されていては。
「行こう」
井端はそうはっきりと言葉にして言った。
太陽の光を背に受けて、井端は歩き始めた。

【残り10人】

39 :代打名無し:02/09/27 12:29 ID:h2ajFkB7
おお、新作が!
職人様方、乙です

ふと気付いたんだが、夜明けは必ず井端で始まるんだな(w


40 :代打名無し:02/09/27 12:48 ID:Xakmp9u7
( ゚д゚)ポカーン。まだやってるの?

41 :代打名無し:02/09/27 12:53 ID:wrrWhi40
そろそろ今中や中村が頑張らないかなぁ。

ということで期待sage

42 :代打名無し:02/09/27 22:04 ID:lJIVfvWm
160 Lost

<D48 井端弘和 生体反応なし・死亡>

突然モニターに表れた文字に古田は思わず立ち上がった。
「誰や!? 誰が殺したんや!?」
井端のいた付近には他の誰の反応もなかったはずだ。
一番近くにいたのは川上だったがそれでもかなり離れていたし、既にリナレスに殺されている。
リナレスももう別方面に向かわせている。
井端を第一日赤に促す役目を藤立にさせるつもりで向かわせていたが、それだってまだ近くには着いていない。
付近に設置した監視カメラの映像にも井端の姿はない。
井端の首輪に仕込まれたマイクも何の手がかりも残していない。
もちろん他の選手達の首輪からも井端の状況は何も分からなかった。
古田は大型モニターを見上げた。
既に文字は消え、また市内に散らばる選手達を示す点が広がっていた。
しかしそこにはもう井端の生存を示す点はない。
「事故か・・・? 病気・・・?」
どちらも考えにくい。
一般人はおらず車も電車も通っていないところでどんな事故に遭うというのか。
病気で急死というのも、井端のキャンプ前の健康診断では何の異常もなかったはずだし、
野宿したといって健康を害するほどの気温ではなかったはずだ。
それにさっきまで井端を示す点は普通に動いていたはずだ。
自殺ということも考えられないではないが、序盤は壊れかけていたとはいえ今の井端が自殺なんかするとは思えない。
古田は無線を手にした。
「藤立、井端を探すんや! 草の根分けても探しだせ!」
残る答えは1つ。
井端が何らかの手段を使って本部の監視下から逃れたということだ。
古田は再び椅子に身体を預けてイライラと手指をせわしなく組み替えた。
監視から逃れた井端がどんな動きをみせるか分からない。
どのようにも動ける。まさに文字通りの遊撃手だ。
古田は更に落ち着かない様子でモニターを見つめた。
しかし古田は気付いていなかった。
首輪のシステムが復旧した時から、本当はそこに表れていなければならないはずの点が1つ足りなかったことを。
D58・大西崇之を示す点がモニター上にないことに・・・。

【残り10人】

43 :代打名無し:02/09/27 23:07 ID:Dvcj+xvb
え?どうなってんの?
さっぱり読めん!!
続き期待してます。ドキドキ

44 :代打名無し:02/09/28 00:15 ID:jiyzUgDT
な…なんか急展開?
続き期待sage

45 :代打名無し:02/09/28 11:34 ID:QCnqnprj
ドラゴラム

46 :代打名無し:02/09/28 17:25 ID:TVm94PIB
バイキルト

47 :代打名無し:02/09/29 01:39 ID:F67QZ2o2
なんかドキドキしてきますた。
期待してます。職人さんがんがってください。

48 :代打名無し:02/09/29 11:37 ID:RSmKgPGP
とりあえずsageてみる。

49 :代打名無し:02/09/29 23:43 ID:NPRu6En8
age

50 :代打名無し:02/09/30 12:39 ID:mPvgvPad
保全さげ

職人様方、続き期待してます

51 :代打名無し:02/09/30 22:02 ID:tZAA88qI
161 希望の鍵

雨戸を閉め切った民家の中、朝の定時放送で自分の名前が死亡者として読み上げられるのを聞いて、
井端はホッとしたように大きく息を吐いた。
しかし自分の前に呼ばれた川上の名前に井端は目を伏せた。
例によって誰が殺したとは発表されないが、やはり中里に襲われたのだろうか?
あの時、無理にでも憲伸とともに居ればよかっただろうか。
いや・・・あのまま無理に残っても憲伸は・・・。
「憲伸も助けたかったんだがな・・・。本当はもう少し早く動きたかったんだが」
「監督・・・」
井端は顔を上げて目の前に座る山田を見た。
山田の顔にはこのプログラムを開始前に止められなかったことへの深い悔恨が刻まれていた。
その山田の隣にはやはり沈痛な面持ちで福原峰夫・内野守備走塁コーチが座っていた。
福原の前に1個の小さな金属の塊のようなものが置かれていた。
それは本部側の人間から託された、あの忌まわしい首輪の呪縛から選手を解き放つ磁力キーだった。

いくら本部側に属していてもやはりこのプログラムを平然として受け入れることの出来ない人間はいたのだ。
「子供のころからドラゴンズのファンです。なのに・・・なのにこんなことになるなんて・・・」
誰もいない廊下で近付いてきたまだ年若い男が、震える手でその磁力キーを福原に差し出した。
本部への背信行為は見つかれば厳しい制裁が下ることは想像に難くない。
しかし彼はそれでもその鍵を渡したのだ。
福原も表向きは仁村らとともに本部に従っていたが、やはり選手達がこんな理不尽な殺し合いをさせられているのを
諦めの気持ちで受け入れることは出来なかった。
なんとかしてこのプログラムを壊したい。何とかして・・・。
そんな時に福原は鍵を受け取った。
福原が反乱の機会を伺っていたのを、彼は察していたのだろう。
「いいのか?」
彼はコックリと頷いた。こんな重大事がバレたらただでは済まない。でも彼は強い瞳で福原を見つめた。
そして一礼して彼は去った。
「ありがとう・・・」

52 :代打名無し:02/09/30 22:03 ID:tZAA88qI
福原は思ってもみなかった福音を手に入れた。
そして本部内で運良く出会えた山田とともに選手達を救うべく、そしてプログラムを壊すために本部を後にしたのだった。

「大西、具合はどうだ?」
大西を救急車から連れ出したのも山田と福原だった。
大西はまだ横たわってはいたが前よりはるかに気力に満ちた顔を山田に向けた。
「かなり楽になってきました」
「そうか」
山田は深く頷いた。
もう残っている選手も少ない。
このプログラムを成功裡に終わらせることだけは避けなければ。
中日ドラゴンズをめちゃくちゃにされた、その報復はしなければ。
テレビの中で道化者にされて死んでいった者たちのためにも。
そして今まさにこの死闘の中であがいている者たちのためにも。

・・・自分の身の危険を顧みず、鍵を渡してくれた彼のためにも・・・

【残り10人】

53 :代打名無し:02/09/30 22:58 ID:GU30FkHl
おつかれでした。
そういうことですか!
鍵を渡した若者イイ!!

54 :代打名無し:02/09/30 23:26 ID:VIp+K4K9
職人さん乙
しばらく見てないうちに残り10人にまでなってしまいましたか

誰が生き残るのかなと考えてしまう

55 :代打名無し:02/10/01 00:13 ID:4iT6I1wc
162 遺品

「あう、あ、つ、つ、筒井…。」
地面に這いつくばりながら遠藤政隆は嗚咽を漏らした。
大西を捜して周囲をうろつくうちに遠藤は地上に横たわる『何か』を見つけたのだが、それが筒井の死体だと気付いた時には腰を抜かして動けなくなってしまっていた。
その状態で何分くらい経っただろうか、しばしの静寂の後に遠藤は少し落ち着きを取り戻して筒井の死体を凝視する事ができきるようになった。
酷いな……。
それが第一印象だった。
久慈さんの遺体はまだ綺麗なものだったけど、これは…。
いまだ血の跡が生々しく残っているのを見て背筋が寒くなった。
「…こんな気味の悪い所さっさと離れよう。」
それは人間の自然な感情だったのかもしれない。
そう思うとすぐに遠藤は立ち上がり筒井に背を向けて歩き出した。
だが、遠藤の心は晴れなかった。
………。
このまま通り過ぎていいのか?
あのままの状態じゃいくらなんでも酷すぎるんじゃないか?
一応チームメイトだったんだし…。
このままで……。
……くそっ!!
結局、自分の気の弱さを呪いながら遠藤は道を引き返した。


56 :代打名無し:02/10/01 00:14 ID:4iT6I1wc
「星野監督の甥っ子もこうなっちゃな……。」
身体からしみ出る嫌悪感を押さえながら筒井の遺体を道端の車の中に
移動させた。
そして、死後硬直の始まっているまぶたを無理矢理閉じさせて、手を胸で組ませた。
「筒井、せめてもの棺桶だ。
 成仏してくれよ……。
 ………。
 ……なあ、こんなの絶対間違ってるよな。
 死んでも葬式すらあげてやれないんだぜ…。
 筒井、そうだよな、間違ってるよな?
 答えろよ、筒井。
 答えてくれよ!!!!!!!」
筒井からの返事はなかった。
遠藤は心の中に溜まっていたものを吐き出した後、車の横でしばらく呆然としていた。
「…じゃあ、俺大西を捜しに行くわ。
 ……ん?」
遠藤が車から離れようとしたその時、何か黒い物が道の隅に落ちているのに気付いた。
「これは……、筒井の荷物?」
筒井を襲った奴はこれと奪っていかなかったのか?
恐る恐る中を探ってみると何かの小ビンが出て来た。
「何だこれ?
 ……毒薬?!」
銃を持った奴がうろうろしてる中でこんな物持ってたって…。
…でも、一応貰っていくか。
筒井の形見にもなるわけだし……。
「……これ貰ってくぞ、筒井!
 またどっかで会おうぜ!!」
自分を震い立たせるためにわざと大声を出した。
静寂に響くその声に、遠藤は出棺の時に鳴らすクラクションを思い起こしていた。

【残り10人】

57 :代打名無し:02/10/01 00:27 ID:RgV1iiaI
お疲れ様です

遠藤、強くなったね
これからもがんがれ!

58 :代打名無し:02/10/01 00:39 ID:WKMuNRnF
急展開だな
凡さんと井端に期待

遠藤カコイイ

59 :代打名無し:02/10/01 01:46 ID:wrb8BzUT
163 狂気のままに

「井端が消えた」
無線機の向こう、古田は乱暴にそう言った。
「消えたって、どういう事ですか」
もう巨大な病院は目の前だ。井端さえここに来れば何もかもが揃うというのに。
「…調査中や。ああ、追加された禁止区域は港区やから、近付かんようにな。
あとはお前の好きにしたらええわ」
「そんな」
それはもうスタッフ側が自分を関知しないということではないのか。
散々サポートするような事を言っておいて今更何なのだ。
ある程度当てにしていたものが急に使えないとなっては、計画が台無しだ。
「荒木を殺すのも、福留を殺すのも自由や。まあ、井端が見付かったら一応連絡したる」
あまりに突き放した言いように、中里は何かが切れるのを感じた。
「…いえ。解りました。もういいです。あんたたちには頼りませんよ」
言い捨てた勢いで無線機を近くの茂みに投げ、そして中里は痙攣するように笑った。
何か、無性に可笑しくてならなかった。
低く篭った笑い声が朝の空気を振るわせていく。
もういい。もういい。
俺は俺一人でヒーローになってみせるさ。
結局古田たちなど、踏み台に過ぎなかったと思えばいいではないか。
そう、ヒーローには柔軟さも必要だな。
ならば、井端は後回しでいい。まずは荒木だ。そして福留。
連中の首を井端に突きつけてやろう。
そして絶望する井端の顔面をこのサブマシンガンで吹っ飛ばしてやる。
…いや、それよりはじわじわと苦しめる方がいいだろうか。
まあ、それはまず荒木と福留を仕留めてから考えよう。
「俺が生き残るに一番相応しいんだよ」
声に出して言うとさらに気分が高揚した。たまらない。
第一日赤の病棟郡に向き直り、中里はゆっくりと歩き始めた。
俺はヒーローだ。俺は天才だ。
だから生き残って、このプログラムの若き覇者として名を残すのだ。
どいつもこいつも俺をコケにしやがって。
今に見ていろ。二度とでかい口を利けなくなるような惨劇を見せてやる。
【残り10人】

60 :書き手A:02/10/01 01:51 ID:wrb8BzUT
保管屋さん方は忙しいんだろうか…

そろそろ72時間タイマーの時間切れが近いですな。
ついでに書いておくと、ランダム爆破の対象は荒木、遠藤、正津、落合です。

61 :代打名無し:02/10/01 07:58 ID:NvYJL/3U
中里は激しくDQNだな(w

62 :代打名無し:02/10/01 16:31 ID:yUKHnvUG
>書き手Aさん
爆破の確率が1/4て、かなりコワイですね。

あうう…どうなっちゃうんだろう


63 :代打名無し:02/10/01 17:57 ID:m1qnqbXX
生き残りは前作と違う人きぼんぬ
って、誰が生き残ったっけ??

64 :代打名無し:02/10/01 18:02 ID:6+qQ8m85
>>63
憲伸、小笠原、井端、荒木、野口…あと誰だっけ?
考えたら前作は早々に孝介消えてたんだよなぁ

65 :代打名無し:02/10/01 18:46 ID:JvMFoYFi
>>64
選手はそれだけだったと思う。
最後に昌さんとヴォさんともう1人(忘れた)が壮絶な最期を・・・

66 :書き手A:02/10/02 02:13 ID:JZ4s0nwb
>65
もう一人は彦野です…
OBでは音とかも出てましたね。

個人的には生き残りはかぶらないようにしたいですが、
こればかりは他の書き手さんたちとの兼ね合いもありますので。

67 :代打名無し:02/10/02 03:04 ID:OolbgISM
>>65
もうひとりは現解説者の彦野タソ・・・かな?
違ってたらスマソ。過去ログから推察しかできんもんで。
完結編、早くhtmlにならんかな・・・。

彦野タソ(・∀・)イイ!!

68 :67:02/10/02 04:42 ID:OolbgISM
はわわ。書き手A氏とかぶってもた。

逝ってきます。

69 :代打名無し:02/10/02 08:25 ID:+VIEId1G
確かに前作と生き残りの選手がかぶるのはどうかな、とは思うけど…
井端も荒木も死んでほしくはないな

70 :代打名無し:02/10/02 16:50 ID:eyQdZADV
生き残りは被らないのを(・∀・)キボンヌ!でつ
荒木と井端もどっちか一人に…みたいな…

>>書き手Aさん
ダイ(・∀・)スキ!ガンガッテください

71 :代打名無し:02/10/03 01:42 ID:aSs2wDsd
保全sage

72 :代打名無し:02/10/03 12:37 ID:oMOG/9id
保守

73 :代打名無し:02/10/03 21:44 ID:rSkb1fPx
age

74 :代打名無し:02/10/04 07:10 ID:0iecL/AW
保全sage

75 :代打名無し:02/10/04 19:23 ID:f3542DYg
保守

76 :代打名無し:02/10/05 07:45 ID:YliGz3+0
164 ブラックスネーク

朝が来たというのに、落合は目を覚まさない。
正津は浅い眠りから覚め、何をするでもなく病室の中を歩き回っていた。
四日目の朝、か。
よくも自分がここまで生き残れたものだ。
熱田神宮で小山や森野と共にいたのが、ひどく遠い昔のことのように思える。
あの頃はまだ、心のどこかで助かるかもしれないと思っていた。
殺し合いの実感など無く、ただ、今この時が安全であればいいと思っていた。
その平穏が何となく続くものだと…
考えてみれば、そんな事はありえなかったのだ。
この逃れようのない「プログラム」という檻に閉じ込められた瞬間から、
自分がのんびりと、慎ましやかに生きていく道など絶たれてしまっていたのだから。
「くそ」
けれど、どうすればいい?
武器が無いわけではない。落合のボウガンと、気休めだが包丁もある。
だが…銃をを相手に、これらが何の役に立つというのだろう。
正津はすでに自分の無力を思い知っていた。
谷繁たちの襲撃を受けたあの時、偶然居合わせた森がゴメスに斬りかかっていなければ、
自分たちは嬲り殺されていたに違いなかった。
放送によれば谷繁もゴメスもギャラードも既に死んだらしいが、第二の襲撃がいつあるか。
なにしろ、あいつらはスタッフと内通していた。
内通者が連中だけだとは到底思えない。
いや、あの時点ではあれだけだったかも知れないが、
スタッフ側は視聴率の為に「やる気」になっている選手をどんどん勧誘しているに違いないし、
誰を犠牲にしてでも生き残りたい奴だっているだろう。
それに、落合の言っていた「黒い大蛇」。
あまりにも不吉なその単語は、何を意味しているのか…
考えつつ、正津はひとまず無人のベッドに腰掛けた。
バン、と廊下に面するドアが乱暴に開け放たれたのはその時だった。
しまった。
廊下に立っていたのは見慣れない黒人だったが、正津は直感した。
この男こそ、黒い大蛇に相違ない。
【残り10人】

77 :代打名無し:02/10/05 10:47 ID:KydKPJEK
うおー。正津どうなっちゃうんだー。うおー。

78 :代打名無し:02/10/05 13:03 ID:WPF60R58
地味な正ちゃん出番キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
負けんな〜!!!

79 :代打名無し:02/10/05 22:23 ID:ayav9v6Z
正ちゃんガンガレ!!


80 :代打名無し:02/10/06 16:59 ID:Y0sGMBqS
saage

81 :代打名無し:02/10/06 21:29 ID:PQ1qlf1w
age!

82 :代打名無し:02/10/07 07:03 ID:gKT4V3Up
保守

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